こんにちは、takeshiho0531です。
そろそろ進振りの季節が近づいてきました。
(個人的には進振りとかなんだか前世の記憶レベルですが...)
私は東大工学部システム創成学科Cコース(以下シス創Cと略します)で1年半強過ごしてきましたが、同じシス創CではX(旧Twitter)を頻繁に動かしている人が多分少なく、直接の知り合いとかがいないと在籍学生生活の実情が少し伝わりづらそうと思う面があります。(実際私も進振り前はどんな学科か正直わからないなと思っていました。)
なので、一学生の視点からではありますが、自分の在籍しているシス創Cに関してブログを書いてみようかなと思います。(正直に個人の思いを書こうと思うので、不快にしてしまった場合はすみません。)
またいつも通り思いつきで書いているので、読みにくくてすみません🙇♀️
※ 同じシステム創成学科でもCコースとA/Bコースは、学科の雰囲気が異なったり育成しようとしている人材が違ったりして、色がかなり異なります。あくまでもCコースに関するブログであって、A/Bコースに関しては大して参考にならないと思います。また、以下で「学科」に言及した場合は、システム創成学科全体のことではなく、シス創Cのことを指すと思ってください、コースと書くのは違和感があるので。)
※ 2023年度にシス創Cに進学した学生の意見です。年度が違う場合参考にならない部分があるかもです。
カリキュラムに関して
カリキュラムの概要
- ビジネス系や社会科学系の人材育成を目指しているんだろうなという感じ
- 情報系の学科ではないと思う
- 授業のジャンルの幅がかなり広い
- 体系立てて何かを深く学ぶためのカリキュラムではない
- 他学科/他学部履修をすることはできます。ただ、シス創ではターム制の授業(1タームで終わる授業。その代わり1週間で2コマのケースが多い。) が多いため時間割が組みにくいケースがあります。
- 出席を求められることが多いが、1つ1つの授業は重くない
- 毎日課題に追われてストレスフル、みたいなことはないと思います
- 実験はない。代わりにプロジェクトの講義が必修としてあるが、実験ほど重くないかなという感じです
時間割例
学科のホームページにも時間割の例は出ています。必修や限定選択(選択必修的な)がどの授業かはホームページで確認できます
2A
2Aはほとんどの学生が同じような履修(必修+限定選択ほぼ全て)をします。動機づけプロジェクトが必修です。2Aでたくさんとるイメージです。(時間割見にくすぎて草)
3S
3Sになると、人によって時間割に色が出てくる感じです。以下は友人のうちの1人に時間割の例を見せてもらいました。(自分の場合は独特な履修をしすぎたので参考にならないとは思い....)
3S1にある基礎プロジェクトが必修です。
(赤: 必修、青: 限定選択、黄: その他)
- 3S1
- 3S2
3A
3Aはほとんどの人が大体履修をほとんど終えていて、週3日くらいしか学校に来てない人が多いかもです。(ほとんどないので時間割表はいいかなと思って省略します)
これまでに他学科履修とかができてなかった場合はここあたりで取るのが賢明なのかもしれません...
4年
3年の2月ごろに研振りがあり、4年生は研究をやるという感じです。(授業はもちろん取れます。)
学科の雰囲気
- 私の学年の女子率は1/5程度(例年より多いと思われる)、全体は1学年で50人程度
- 院進する人が多い気はするが、工学部・理学部の他学科と比較すると、卒業後院進せずに就職する人の割合は高いと思う
- 就活生への配慮からなのか、3年生のS2タームは必修の授業がなかった()
- 陽キャな人が多い
- 打ち込んでいるものや思い描くキャリアは人によってかなりバラバラ
- エンジニアリング・投資・就活・起業・研究・留学・イベント運営・成績・部活・ポーカー.... など人によって打ち込んでるものが本当にバラバラだなと思います....
- インターンしている人が多い
- 3Aくらいになってくるとインターンしてるのが普通くらいの雰囲気だったかも
どういう人が向いてそうか
- ビジネスに興味がある人
- 大学に対して、人脈であったりいろんな人と出会う機会を求めている人
- 大学は学問のための場所だ!という人にとっては、カリキュラムも雰囲気も合わないかも
- まだ何を専門的に学びたいのか自分の中で決まっていない人
- ただこれは選択を先延ばしにしてるだけとも言えるので注意
- 授業外での学びや成長の機会を積極的に掴める人
- 授業は重くない + 体系的に学べるカリキュラムとも言い難い ので、自分でやりたいことを見つけてそれをできる場を積極的に掴んでいかないと、楽しくは過ごせても何も身につかない後期課程になってしまうと思います...
- 特定の研究室に行きたい人
- ただし、研振りがあり、行きたい研究室に行けるとは限らないので要注意
- 特定の研究室に行きたい気持ちが強いならば、配属研究室がどうやって決められるのかを把握した上で、その研究室に配属されるように進振り後は戦略的に動くべきだと思います
- 個人的には、2年生ならもうちょっと興味に幅を持たせてもいいんじゃないかなとは思います...(真剣にやってみると大体のものは面白いところがあるはず...!)
良かったところ / イマイチだったところ (個人的に)
正直なところ授業の扱う分野や内容が私にあっていたとはあまり思えませんが、のびのびできた点で私の性格に合っていたと思います。
良かったところ
精神的にも時間的のもある程度余裕がある中で好きなことを見つけてそれに時間を費やすことができたことです。昔からすごく得意なものと全くできないものとの二極化しやすい自分なのですが、すごく得意になるものに関しては伸び始めの時期に(劣等感、負けん気、悔しい気持ちとかの負の感情に苛まされずに)好きなように自由に打ち込んでみて急激に伸びるという共通点がありました。得意なものを見つけてそれを伸ばす環境として私にとても合っていたと思います。
ちなみにシスCで得られた精神的余裕・時間的余裕とは
- 精神的な余裕
- 研振りが成績順とかではなく(私の学年は)、成績にピリピリしなくて良かった
- 学科同期と自分を比較することがほとんどなかった (いろんな人がいて学科民のレーダーチャートの尖っている部分が人それぞれ違いすぎたので、比べる気にもなれなかった)
- 時間的な余裕
- 授業が重いというわけではないので...
でした。
イマイチだったところ
- 授業内容に対してはあまり興味が持てなかったところ
- 思ったより他学科履修ができなかったところ
- これはシス創がターム制の授業が多いせいです。先生にも何度か変えてほしいとは言ったのですが、そう簡単に変わるものではないのでしょうね....。
- 研究室の幅が広すぎる
最後に
その学科が自分に合うかどうかというのは、授業内容はもちろん、研究室や学科の雰囲気などで総合的に決まると思います。客観的な情報を提供できたとは正直思いませんが、進振りに臨む方により多くの判断材料を提供することができていれば嬉しいです。
(あとは、進学したらその学科の良い部分をできるだけ多く活用することが大切だと思います。授業内容の興味が一致しないというのは側から見ると私の場合結構致命的に思えますが、もう一度2年生の夏の時点に戻っても同じ進路選択をすると確信するくらいには進振りには満足しています。)
そういえば、シス創Cの学生は自分たちのことをPSIと呼ぶので、シス創Cという単語を久しぶりに使った気がします()